3分でわからない三十年戦争
まともな文章が書けないのでまともじゃない文章でまとめました。誰かちゃんとしたものを書いてくださると幸いです。(亀)
プラハの窓から人を投げてみた
1618年、神聖ローマ皇帝(正確にはまだなってない)フェルディナント2世はカトリック大好きだったのでプロテスタントを弾圧し始め、 これに反発した急進派の貴族が、皇帝の代官をプラハ王宮の窓から突き落とした。「プラハ窓外投擲事件事件」と呼ばれる事件である。
ちなみに落とされた人は生きてた。よかったね!(よくない)
当然フェルディナント2世は怒ってボヘミアに進軍し、ボヘミアの諸侯はプファルツ選帝侯フリードリヒ5世(冬王)に対して「皇帝フェルディナント2世の代わりにボヘミア王になってよ!」と申し出た。
ボヘミア・プファルツ戦争
一触即発ムードなボヘミア。そんな中、同じハプスブルク家のよしみでスペインが皇帝側についた。
プファルツ選帝侯フリードリヒ5世(冬王)は、スペイン軍にまで攻撃されて負けた。その後は亡命人生を送り、「冬王」というあだ名までつけられる始末。
冬だけの王という意味の蔑称だが、「お前ちょっと寒すぎない?」と言われてるようで悲しい。
それにしても、ドイツ内の争いなのにスペイン軍が来るなんて聞いてない。大変だ。
特にスペインと神聖ローマ帝国に挟まれる形のフランスは、ハプスブルク家の覇権に異議を唱えたい。
「プロテスタント側を応援しよう。」
フランスはそう決めた。フランス王家はカトリックだが、細かいことはいいんだよ!
ヴァレンシュタインの登場と解雇
気が付けばデンマークが新教(プロテスタント)側として介入していた。地図を見てみるとデンマークはドイツの北にあるから…まあ、これも宗教対立というより利権があるってこと。 デンマークはドイツにいろいろ奪われてたからね。仕方ないね。
だが旧教(カトリック)側としてボヘミアの傭兵隊長ヴァレンシュタインが活躍して、デンマークは負けた。
ここまで新教側はいいとこなしである。
活躍したヴァレンシュタインだが、調子乗ってきたので解雇された。せちがらいね。
スウェーデンの介入
気が付けばスウェーデンが新教側として介入していた。地図を見ても分からないかもしれないが、とにかく皇帝がバルト海でデカイ顔し始めたので止めようと思った。
結果、スウェーデンが勝った。
やっと新教側が勝利したのである。
焦った皇帝は解雇してたヴァレンシュタインを再雇用した。ヴァレンシュタインは「うーんこの」と思いつつ応じ、恩に着せまくった。
グスタフ・アドルフとヴァレンシュタインの死
気が付けばスウェーデン王グスタフ・アドルフが戦死していた。
え!?王が前線で戦ってたの!?!
…戦うのがスウェーデンなのだ。後の時代のカール12世とかもそんな感じだからもう病気だわ。
旧教側は、「ヴァレンシュタインがいなくてもスウェーデン軍に勝てそうだな」と思った。
「ていうかもう戦争終了じゃない?」と思った。
だからヴァレンシュタインを暗殺した。悪いけど恩に着せまくる人はNG。
フランスの介入
だがスウェーデンは王がいなくても介入をやめなかった。というか戦争終了しようにも皇帝が強気な和平条件しか出さないので、手を打てないのだ。そのころスペイン・ハプスブルク家と戦ってたフランスも、いよいよ本腰を上げた。
スペインはポルトガルが独立したり、カタルーニャが反乱したり、オランダに負けたりと、その覇権を失いつつあったからね。いい感じに没落してきたぞ。
そんなわけで、ドイツでも新教側がまた勝ち始めたのだ。
いろいろあってヴェストファーレン条約
もうドイツはボロボロだった。「許してください。」神聖ローマ皇帝フェルディナント3世は謝り、みんながホッとした。
なんだったんだこの戦争…。
とにかくヴェストファーレン条約が結ばれ、フランスやスウェーデンはデカイ顔をしたのだ。王とか節操とかを犠牲にしたが、大勝利してよかったね。
ついでにオランダやスイスが、ハプスブルク帝国から独立した。
2018年
そんな三十年戦争から400年経った2018年。せっかくなので、三十年戦争をめいっぱい楽しもうと思います。